沙弥の繰り言(232)

 鐘楼のフォトを撮るため「瀧泉寺」(今回の鐘楼台)にお邪魔しましたが、最初は電車を使って訪ねる計画でした。
 ところが、その道順を検討していくとバスが使えること、また、このお寺は日本三大不動の一つ「目黒不動尊」であることを知りました。

 当日、「目黒不動尊」のバス停を降りるとそこが「瀧泉寺」、不動産屋さん風に言えば、「下車0歩」というところでしょうか、帰りのバス停も降りたところのほぼ真向かいにあり、真夏の暑い日だったので「ありがたいな」と思ったのを覚えています。

 バス停の横に、賑やかな様子を書いた昔の絵が掲げられていましたが、交通が便利なこともあって、いまも催し物がある時などはその人出は相当なものだろうと思いました。
 「クールジャパン」(NHK、BS)という番組で、ゲストの女性(確か、ドイツの人)が縁日の夜に「ここ」を訪ね、楽しんでいる様子が紹介されていました。
 
 帰りのバスに乗り、もう一つ訪問するお寺の道順を確かめながら、「このバスも自動運転になるのだろうか」と考えをめぐらせたのを思い出します。

 「JR東は12月から、JR大船渡線として運行するBRTの専用線(岩手県陸前高田市)を使い、バスの自動運転技術を試験する」「JR東の深沢祐二社長は『今回は基礎的な実験だが、専用道の整備も進んでいる。将来的にはBRTでレベル4の自動運転を目指したい』と期待を語った」(産経新聞。9月5日)とあります。

 ご承知の通り、
 レベル1は、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作のうち一つを自動化
 レベル2は、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作のうち複数を自動化
 レベル3は、高速道路や一般道などの「限定領域内」で全ての操作が自動だが、緊急時は運転手が操作
 レベル4は、全ての操作が自動で、人が運転に関わらないが、「限定領域内」のみ
 レベル5は、全ての操作が自動で、人が運転に関わらず「限定領域内の」制約もない(産経新聞。平成29年8月2日より)です。

 「世界初、公道でタクシー営業走行」「車の自動運転技術を手掛けるベンチャーのZMP(ゼットエムピー、東京)とタクシー大手の日の丸交通(東京)は27日、一般客を乗せた自動運転タクシーの実証実験を東京都内で始めた」(産経新聞。8月28日)。

 「自動運転トラック量産」「ダイムラー欧州向け受注開始」「世界最大の商用車ショー『IAA国際モーターショー』に先立ち、米運輸省などの分類で『レベル2(部分的な自働運転)』の機能を搭載したメルセデス・べンツブランドの新型大型トラック『アクトロス』を報道陣に公開した」(産経新聞。9月21日)。

 このようなニュースに接すると、「シンギュラリティ」という概念を世界に広めたレイ・カーツワイル氏の「指数関数的な成長」で、予想よりも早く自動化が実現するのではないかと思います。

 ただ、お客様を運ぶタクシーやバスの、レベル5となるとどうでしょう。
 「今回の実証実験では不測の事態に備えてタクシードライバーが運転席に座っている。実験の安全性を担保するためだが、この状況で商用化してもタクシー会社にメリットはなく、普及は進まない」(産経新聞。8月28日)というところを、いかにクリアーするかが勝負どころなのかなと思います。
 


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